介護現場には人間トラブルが付き物

介護は人の生活、生きることを支援すると言っても過言ではありません。だからといって支援してくれる方も人間です。失敗の一つや二つします。それによって介護を必要とする方と介護士とのトラブルが生じ、最悪の場合は事故・事件につながることもあります。

介護士側に非があると世間からは強く言われがちですが、介護を必要とする方もきちんと介護現場を選ぶ必要があります。自分が生きることを支援してくれる適任者を見抜く目を持っていれば、そこまで大きなトラブルには発展しないはずです。

ただそうはいっても介護業界は、人と人の繋がりがメインであるため、人間同士のトラブルは避けられません。介護を受ける立場の人の中には、どうしても必要以上にわがままを言ったり、暴言・暴力で人に当たるような人もいます。

日本過度なサービス精神が要因となり、こうしたモンスターのような利用者さんがいるのも事実です。こうした現状があることから、介護の仕事はきついというイメージが定着してしまい、人材不足に拍車がかかってしまっています。

介護士を確保するためには、少しでも働きやすい環境をつくることがなにより重要なことだといえます。そのためにも、マナーが悪い利用者さんに対して、国を挙げてきちんとマナーを守ってもらうためのルール共有をすることが大切です。介護士も利用者さん側も、お互いがお互いを思い合える現場をつくることが求められています。

これから介護の仕事の需要はどんどん高まっていくはずです。今の内に介護スキルを身につけておくことは、将来的に自分にとって大きな武器になるに違いありません。介護の世界に入るか迷っている方、もしくは介護の仕事を離れようと検討している方は、改めて介護をする喜びやモチベーションを再確認してみることをお勧めします。